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ヒューマンドラマ
リンダ リンダ リンダ (プレビュー)

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リンダリンダリンダ(映画)の内容

映画『リンダ リンダ リンダ』は、2005年7月に公開されました。

本作は、2002年の角川映画新人発掘コンテスト第一回日本映画エンジェル大賞を受賞した映画プロデューサーの根岸洋之さんによるストーリー企画で、本作タイトルと違い「ブルハザウルス17」というタイトルでしたが、監督探しが難航し、脚本を白紙に戻して、山下敦弘監督が手掛けることになり、学園祭とその前の数日間のストーリーになりました。

キャスティングは、山下監督が熱望した韓国の女優のペ・ドゥナを映画祭で会ったことのあるポン・ジュノのコネによって出演を決め、2003年にインディーズデビューしたバンド・ベースボールベアーのベーシスト・関根史織さんが、本作と同年に公開された「ローレライ」で映画デビューした香椎由宇さんが、そして、ドラムが特技という前田亜季さんが起用されました。

さらに、シンガーソングライターで女優の湯川潮音さんや、2012年に活動を休止したロックバンド「ME-ISM」のベーシストの山崎優子さんなども出演しています。

 

すごくリアリティを味わえる映画。ブルーハーツのまっすぐな曲が青春時代の経験に響いてくる。山下監督の「リンダリンダ」を解釈した映画だと思った。大した事件もない微妙な会話や反応だけでキャラクターを立たせるのは見事だと思った。

淡々とした構成だけど丁寧に描き出されている。ペ・ドゥナの目線だけで語る演技力はさすが。

いまとなっては、オダギリジョーの奥さんとなった香椎由宇の演技力は見どころ。佳作です。

長期間を捉えたガールズバンドの成長ストーリーかと思ったら、学園祭直前から当日迄の数日間のみを切り取った急造バンドが描かれていて、普通過ぎてリアリティがあった。演奏も素人っぽくて良かった。

あらすじ

とある地方都市にある芝崎高校の文化祭・ひいらぎ祭を数日後に控えたある日、軽音楽部所属の5人組ガールズバンド、恵(香椎由宇)響子(前田亜季)望(関根史織)の3人は途方に暮れていました。

高校生活最後の文化祭のために、ギターソロのあるオリジナル曲を作って練習してきたのに、ギターの萠(湯川潮音)が指を骨折、ブチ切れたボーカルの凛子(三村恭代)まで抜けてしまいました。

残ったメンバーだけで演奏できる曲を探していると”ドブネーズミーみたいな~”とテープから聞こえてきて「リンダリンダ~」とメンバーは飛び跳ねます。

3人は、たまたま目の前を通った韓国からの留学生・ソン(ペ・ドゥナ)をボーカルに誘いメンバーが揃い、ブルーハーツのカバーを目指します。文化祭のライブまで3日。4人の練習が始まります。

 

見どころ

リアルな高校生

本作は、高校生の文化祭前後を切り取った、ほんの数日間の物語です。特に何も起こらず、山場もなく、ただストーリーが進みます。役者たちも淡々とした日々を過ごし、いたって普通です。誰もが過ごしたかのような懐かしい高校生活。そのリアルな高校生が見どころのひとつです。

カメラワーク

本作は、カメラワークにも注目が集まっています。文化祭の準備をする校内の廊下を移動しながら延々と映し出したり、スーパーの陳列を画面に映し出し、その前を4人が行き来したり、バス停のベンチで2人がバスを待っている姿を道路越しに映し、その前を車がビュンビュンと通り過ぎたり、さらに、プールのシーンなど…。どれも印象的な映像となっています。

スタッフ

監督:山下敦弘
脚本:向井康介、宮下和雅子、山下敦弘
音楽:ジェームス・イハ(元スマッシング・パンプキンズ)
主題歌:THE BLUE HEARTS「終わらない歌」
挿入曲:THE BLUE HEARTS「リンダリンダ」「僕の右手」、Base Ball Bear「April Mirage」「SAYONARA-NOSTALGIA」

キャスト

ソン:ペ・ドゥナ
韓国からの留学生。ボーカル担当。

山田響子:前田亜季
ドラム担当。いつもニコニコしていて友達が多いタイプ。

立花恵:香椎由宇
キーボード担当だったけど渋々ギターに変更。負けず嫌いでムキになるタイプ。

白河望:関根史織(Base Ball Bear)
ベース担当。どちらかというと無口で、はしゃいだりしないタイプ。

丸本凛子:三村恭代
元・ボーカル担当。

今村萠:湯川潮音
元・ギター。指を骨折。

中島田花子:山崎優子(ME-ISM)

小山先生:甲本雅裕
軽音学部の顧問。

槙原裕作:松山ケンイチ
ソンに一目惚れして告白する。

大江一也:小林且弥
響子のクラスメイト。

阿部友次:小出恵介

前園トモキ:三浦誠己
恵の元カレ。

恵の母:りりィ

中山先生:藤井かほり

響子の兄:近藤公園

ピエールさん:ピエール瀧

スタジオQの店員:山本浩司

カラオケの店長:山本剛史

 

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リンダリンダリンダ(映画)の感想

30代女性
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ガールズバンドや軽音部に興味があり、ブルーハーツの曲が好きな私はおもしろくて何度も見ています。ガールズバンドをしていたという方にはおすすめの映画です。以前所属していたバンドが解散してしまい、たまたま通りがかった韓国からの留学生をボーカルにするというところから始まり日本語もままならずブルーハーツの曲を知らないところからどのようにバンドが進化していくのかが見所です。学校や家で練習をしている姿が青春を思い出させます。いよいよ文化祭という時、練習中に寝坊してしまい文化祭に間に合うのかがハラハラドキドキしました。バンドと恋どちらを選ぶのかも気になるところです。間に合うかどうか分からない時に、別の女の子たちが時間稼ぎに歌ってくれる曲も私の知らない曲でしたが、歌っている女の子の不思議な雰囲気にひきこまれて大好きなシーンです。ボーカルの女の子の歌声はハスキーでブルーハーツの曲と合っていて聞き入ってしまいました。歌い始めると生徒が段々集まってきてみんなで大騒ぎするところも青春だなと感じました。ブルーハーツの曲がもう一曲出てきて、また女の子の違った歌声やが楽器を弾いている姿を見ることが出来たので嬉しかったです。

30代女性
30代女性

音楽が好きな監督が作る音楽映画はやっぱり素晴らしい。丁寧な音作りと配役、全てがパーフェクトで同じメンバーが集まっても同じ衝動はきっと作れない。2000年代初頭という時代の空気が見事にパッケージングされた青春映画の金字塔のような作品だと思います。韓国からの留学生を含む4人の女の子達が文化祭でバンドをする。ストーリーの枠組みはありきたりなもので、そこをどう味付けするのかが青春映画たるものだ。青春映画といえば、きらきらみずみずしく、友情や恋愛もきちんと整理されているものが多いが、この映画の中では最後まで彼らの関係性が漠然としたままストーリーが進行していき、人物の相関図も曖昧なまま進んでいく。とはいえ、このどっちつかずのあやふやな空気感はかえって学生時代特有のリアリティや懐かしさを感じさせてくれました。はっきりとした答えがある訳ではないのだけれど、頑張って何かをやっているという思春期の感情がまざまざと映し出されている。今どきのバンドではなく、ブルーハーツを演奏していたのも作品に流れる空気にぴったり合っていた。山下監督の細部に至る細かい描写のひとつひとつ、張り紙一枚にもニヤニヤしてしまう細かさに惚れ惚れしてしまいました。体育館で湯川潮音が歌うシーンの美しさも堪らない。

30代女性
30代女性

よく少女漫では、みんなが初々しくてキャピキャピしていてキラキラ輝いてる高校生たちが描かれてあることが多いけど、この映画は女子高生たちが学園祭でコピーバンドをやるストーリーなんですが、リアルな高校生の学校や日常の生活が映し出されていていました。放課後の部室での会話、友達の家で中学時代のアルバムみたり、同級生の恋の行方が話題になったり、、という何気ないことだからこそ、ほとんどの人が経験したことのあるシーンに青春時代の懐かしさを感じることが出来ると思います。この映画を見ると、目の前にあるやりたい事を後先考えずに気の合う仲間と一生懸命出来るのって学生の間のほんのわずかな時間だけなんですよね。大人になると他人の評価を気にしたり、利己主義になってしまったり、いつの間にか思うように好きな事が思うように出来なくなっていたりする。だから飾り気のない素直な気持ちをお互いにぶつけ合う女子高生たちがカッコよく、そして可愛らしく思います。音楽は上手い下手だけじゃない、自分たちが全力でだれよりも楽しんでやっているかなんです!主人公の韓国人留学生役のペ・ドゥナさんのクスッと笑わせてくれるセリフと歌唱シーンは見ものです!

30代男性
30代男性

あんまりこういった学園物の映画は見ないのですが、友達に勧められて見てみればかなりのあたり映画でした。ストリーとしては高校最後の文化祭の想いで作りとして女子高生がロックバンドを組むというどこかでありそうなストリー展開なんですが、そのリアルな展開がより引き付けられました。30歳を超えた自分からすると高校の学園祭なんてもう10年以上昔の話か~と考えさせられました。自分が高校の時はこういった目立つようなことはやっていなかったので羨ましいような気持ちもあるのですが、今戻って同じことが出来るかと言われると出来る気がしないですね。やっぱり10代だからこそ出来ることなんだな~と感じました。しかも、この結成されたロックバンドで演奏されるのはブルーハーツのリンダリンダって選曲が今時の女子高生とは思えないところを良いですね。ブルーハーツを知らない人でも曲を聞けば何となく分かる程今で聞き継がれる名曲!演奏されるシーンはかなり練習したんだろうなと思わせる本気の演奏でちょっと感動しちゃいました。学園祭特有のどこか浮かれた空気感やわくわく感をこの年齢にして思い出せてくれる素晴らしい映画です。終始明るい展開なので気持ちが沈んでいる時なんかにもお勧め!

40代女性
40代女性

山下敦弘監督の大好きな作品です。ザ・青春ムービーの代表格といってもいいでしょう!韓国女優、ペ・ドゥナがめちゃくちゃ可愛いくてサイコーなんです。彼女が本当に輝いている映画で、バンドメンバーである前田亜季、香椎由宇、ベースボールベアーの関根さんのこの絶妙なバランスがたまらない。この中で最初から演奏できるの、関根さんだけなのですが(ベースボールベアー好きでした)、それぞれ練習したんだな、すごいなみんな!って感動するんですよ。この映画の見せ場はラストシーンに集約されていて、最後のシーンがすべてを物語っています。学園祭のとき、自分も演奏したな~って思いだして、泣きたくなっちゃいます。ペ・ドゥナのあどけない日本語で歌うロック、鳥肌ものです。この映画を観たら、たぶん誰もがファンになっちゃうんじゃないかなと。歌も演奏も決して上手いとは言えないけれど、?学園祭で歌うガールズバンド”の素人感がなにより感動を誘うのだと思います。いつも4人一緒で、河原で練習したり音楽室に入り浸ったり、学生だからこそ楽しめる時間というか、贅沢な瞬間。大人になったら、決して戻ることのない時間を、この映画を通して再び体験することができます。青春疑似体験、またしたくなってきました!

40代女性
40代女性

軽音部の女子高生4人の学校生活を描いた青春映画です。山下敦弘監督は、淡々とした日常を切り取るのが得意です。最近だと、テレビドラマ「コタキ兄弟と四苦八苦」で「逃げ恥」の脚本家・野木亜紀子さんとタッグを組み、話題となりました。クライマックスの文化祭に向けてストーリーは進み、とりたてて大事件などは起こりませんが、何気ない青春の一コマや会話が心地よく感じます。しかし、人によっては物足りないと感じるかもしれません。何より、4人の女優がそれぞれ魅力的です。透明感抜群、韓国人留学生役のペ・ドゥナ(後に是枝裕和監督の「空気人形」にも出演します)、今や表舞台からはすっかり姿を消してしまった美少女・香椎由宇(オダギリジョーの奥さんとしても有名)、実姉の前田愛と共に美人姉妹として子役時代から活躍していた前田亜季、そして普段はバンド「Base Ball Bear(ベース・ボール・ベア)」で活躍している正真正銘のベーシスト関根史織、この個性的でかわいい4人を見ているだけでも楽しめます。タイトルとなった「リンダ リンダ リンダ」はもちろんブルー・ハーツの曲で、彼女たちが劇中でコピーしますが、音楽は元スマッシング・パンプキンズのジェームズ・イハが担当しており、音楽が好きな人にもおすすめです。その他、Base Ball Bearの曲も使われています。

50代男性
50代男性

「天然コケッコー」や「苦役列車」を監督した山下敦弘の出世作。…イヤ、もう大好きだよ、この映画!決して派手な映画ではないけれど、日本のバンド女子の青春映画の良作!何気に韓国との関係の在り方も示していて、思ったより奥の深い作品だと思います。主演は、「空気人形」のヴォーカル、ぺ・ドゥナ。ギターは、オダギリ・ジョーの嫁さんで圧倒的存在感のある、香椎由宇。ベースは、唯一ホントのバンドマン、関根史織。そしてドラムスは「バトル・ロワイヤル」の前田亜季。こいつら4人の青春を切り取った名作です。どの子も可愛くキャラが立っていて、多分それぞれのファンになってしまいます。ヴォーカル、ソン役、ぺ・ドゥナに告白する男の子が出てくるんだけど、それ以外は出ていた男優の印象があまり無い。それぐらい、この4人の青春群像が見事に描かれている作品です。結構カメラの長回しがあって、一番印象に残っているのは、色々あって、韓国からの通学生、ソンにバンドのヴォーカルにスカウトするシーン。あっさりOKするも、時間をかけて学校の外階段を上って、近寄って、説明した後…。気になる方は是非見て下さい。後、中盤に出て来る学校の屋上に出て来るギター女子、山崎優子に注目です!

 

30代女性
30代女性

特別仲が良かったわけでもない女の子たちがバンドをとおして絆を深めていく映画だが、彼女たちの不器用さ、それでも育まれる友情、ダサかったりバカバカしく思えるけれどもキラキラしていて羨ましい。学園祭の準備の高揚感と終わる寂しさを懐かしく感じ高校時代に戻りたくなるような映画だった。女の子たちが主役の映画だけどキャピキャピしすぎることもなく派手な事件が起きるわけでもなく文化祭前後の高校生活を淡々と描く等身大の青春映画といった感じ。見ていると自分自身が高校時代に体験した部活の思い出や何気ない友達との会話など、当時の日常を思い出す。とても素朴で人との距離感が初々しく繊細な10代特有の雰囲気がうまく描けているし、キャストの演技もそれぞれが子供じみず大人すぎず不器用さがあってとても絶妙だ。韓国からの留学生を演じるぺ・ドゥナの存在感、雰囲気に魅了される。辿々しい日本語とブルーハーツの組み合わせが最高で、女の子が歌うリンダリンダリンダってどうなんだろうと思っていたけど、うまく歌おうとかかっこよく歌おうとかそういったものではなく純粋さが伝わる。見終えた時には出てくる人すべてに愛おしさを感じて懐かしく少し切なく感じる映画だった。

 

まとめ

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本ページの情報は2020年7月時点のものです。
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